vol.1372026年2月
[今月の表紙]佐賀県小城市
【牛尾梅林】
県内有数の梅の名所として知られる『牛尾梅林』。例年2月下旬から3月上旬にかけて約5000本もの梅が次々と満開になります。肌寒さが残る中、青い空をバックに咲く可憐な花に心を弾ませながら、今年も多くの方が春の訪れを実感されることでしょう。
如月の食材菜花
厳冬の中で春の訪れを告げる菜花は、豊富な栄養を含む優秀な野菜です。
店頭に菜花が並び始める季節、厳冬の日々の中で感じる春の訪れに心がウキウキしますね。独特のほろ苦さを生かした和えものや炒めものはお酒のおつまみにもぴったり。加熱による鮮やかな緑色がさまざまな料理の彩りに一役かってくれるということで、料理の付け合わせなどにも便利です。
菜花には在来種と『菜の花』を食用に品種改良したものとがあり、主に出回っているのは後者です。千葉県が全国一の生産量となっていますが、私たちにとって耳慣れた『菜の花』という名称が単体の植物名ではないことをご存じでしょうか。『菜の花』というのはアブラナ科に属する植物の花の総称で、同科の野菜にはキャベツや白菜、小松菜、ブロッコリーなど他にもいろいろな野菜があります。
野菜で四季を感じる機会が減りつつある昨今、限られた時期のみしかいただくことができない菜花はとても貴重な存在ですが、その栄養にもぜひご注目を。ビタミンCやビタミンB1・B2、β-カロテン、カルシウムに鉄分と、とにかく豊富な成分を含む優秀な野菜です。鮮度を見分ける際は、まずつぼみをチェック。固く閉じて花が咲いていないものを選びます。葉や茎が色鮮やかで、茎の中に空洞がなく、切り口が乾燥していないかもご確認を。調理前にボウルなどに水を入れ、しばらく立てておくと水揚げしてみずみずしさが増します。菜花はもともと柔らかいので、茹ですぎに注意しましょう。
料理研究家・フードプロデューサー徳永 睦子さん
福岡県那珂川市にて「フーディアム トクナガ」主宰。一般社団法人全国料理学校協会総師範、公益財団法人日本健康・栄養食品協会九州支部長など食のエキスパートとして活躍。
菜花と卵、鶏そぼろの混ぜご飯
菜花の苦みに鶏そぼろの甘辛い味つけがマッチした、食卓に春を呼ぶ一品です
◆茶碗1杯分◆
カロリー
279kcal
脂質
4.9g
糖質
48.8g
塩分
1.7g
調理時間 約25分
※菜花の茹で時間を除く
材料(作りやすい分量/茶碗約4杯分)
-
・菜花
1束(約120g)
-
・醤油
小さじ1
-
(そ)鶏ひき肉
70g
-
(そ)生姜
(みじん切り)1片
-
(そ)醤油
小さじ2
-
(そ)砂糖
小さじ2
-
(そ)酒
小さじ2
-
(炒)卵
1個
-
(炒)塩
少々
-
(炒)砂糖
小さじ1
-
・温かいご飯
1.5合分
-
(A)ごま油
小さじ1
-
(A)塩
小さじ1/2
-
・白ごま
小さじ1/2
-
・甘酢生姜
適宜
(そ)…鶏そぼろ (炒)…炒り卵
作り方
- ①菜花は塩(分量外)で茹でてザルにあげ、冷ましてから約2cmの長さに切って水気を絞り、〈写真1〉のように醤油をまぶします。
- ②鶏そぼろを作ります。鍋に鶏そぼろの材料をすべて入れて混ぜ合わせ、中火にかけてほぐしながら火を通します。
- ③炒り卵を作ります。鍋に卵を溶き、塩と砂糖を加えて混ぜ、弱火にかけてそぼろ状になるよう箸3〜4本を使って混ぜます。
- ④ご飯に(A)と白ごまを加えて混ぜ、①と②もそれぞれ飾り用に少しずつ残して混ぜ込みます。
- ⑤器に盛り、残りの①②と③、お好みで甘酢生姜を飾ります。
調理のポイント!
菜花は塩で茹でた後に醤油をまぶす『醤油洗い』という下ごしらえの方法によって水っぽくなるのを防ぎます。

菜花としらす、トマトのオープンオムレツ
菜花とトマトでボリュームアップ!味わいのアクセントにしらすを加えました
◆1人分◆
カロリー
290kcal
脂質
21.7g
糖質
7.1g
塩分
1.9g
調理時間 約20分
材料(2人分)
・菜花
1束(約120g)
・ミニトマト
5個(約70g)
・にんにく
1片
・卵
3個
・しらす
30g
・溶けるチーズ
30g
・オリーブオイル
大さじ1 1/2
・塩
小さじ1/3
作り方
- ①菜花は半分の長さに、ミニトマトは4等分に切り、にんにくはみじん切りにします。
- ②ボウルに卵を溶きほぐし、ミニトマト、しらす、溶けるチーズを加えます。
- ③フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を馴染ませ、にんにくを炒めます。香りが出たら菜花を加え、約2分炒めて塩で味をつけ、〈写真2〉のように②に加えます。
- ④再度フライパンにオリーブオイル大さじ1を馴染ませて中火で熱し、③を一気に流し入れて大きく混ぜます。卵が半熟になったところで蓋をし、2分ほど蒸し焼きにします。
調理のポイント
菜花はあらかじめ炒めておくことで鮮やかな緑色になります。また、にんにくを使うことによって味わいにコクが出ます。
- レシピ制作・監修/料理研究家、管理栄養士 伊勢木紀三子さん
- 雑誌や企業のカタログ、クッキングスクール、イベントなどでの料理講師、クリニックでの栄養指導を行う。
毎月、お客様にいただいているアンケートから月ごとにテーマを設定し、その内容に沿ったおすすめ情報やコメントをご紹介いたします。
※お客様の年齢はアンケートをお寄せ頂いた当時のものです。
今月のテーマ私の好きなご当地の味
静岡市で栽培されている「はるみ」というみかんは、甘くてとても美味しいです。
(静岡県・70 歳・女性)
静岡市清水区の農業試験場で開発され、1996年(平成8年)に農林認定品種に登録された比較的新しい品種。種が少なくジューシーで、強い甘みやプチプチとした食感が特徴です。2月上旬から3月上旬にかけて出荷されます。
青森は「ホタテ」が美味。私はバター醤油や塩焼きがお気に入りです。
(青森県・61歳・女性)
青森県は全国屈指のホタテの産地で、際立つ旨みと甘み、厚い貝柱が人気です。地元では刺身をはじめ、フライやバター焼きなど幅広い料理に利用。ホタテを味噌で味付けした卵とじは青森を代表する郷土料理でもあります。
栃木県の「とちあいか」といういちごはとても甘いです。
(栃木県・55歳・女性)
いちごの産地として知られる栃木県で2019年(令和元年)に初めて出荷されたオリジナルの新種。丸みのある整った三角形と鮮やかな赤い色が特徴です。大粒で食べ応えがあり、香りも良いということで地元でも評判となっています。
富士河口湖町は「ほうとう」が有名で美味しいです。
(山梨県・73 歳・女性)
小麦粉を練った平打ちの麺に、季節の根菜類やきのこ、肉などを加えた味噌仕立ての郷土の煮込み料理『ほうとう』。山梨県民に広く親しまれており、県内の多くのお店でさまざまな味を楽しむことができます。
マジシャン、奇術師を別の言い方で何?
答えは?!
戦国大名の一人、独眼竜の異名がついていたのは誰?
答えは?!
「千里の○○も一歩から」○○は何?
答えは?!









