肝臓って何してる?
肝臓の主な働き一覧
- ①代謝:栄養を使いやすい形に。
- ②解毒:有害物質を分解・無毒化。
- ③調整:コレステロールをコントロール。
- ④分解:古い赤血球やコレステロールなどから胆汁を生産
- ⑤貯蔵:余った栄養をグリコーゲンに。
- ⑥体温維持:体を温め、熱を作る。
ご存じですか?無口な働きもの肝臓の機能!
生命の維持にかかわる貴重な役割を担う肝臓。そのさまざまな機能についてご紹介します。
- ①代謝
- 食物の栄養分を各部位が必要とする形に変換。
- 食物の栄養分はそのままのかたちでは利用できないため、胃や腸でいったん分解されたのち、肝臓に送られます。そこで体の各部位が必要とする形に変えられてから、体の隅々に送り届けられるのです。
- ②解毒
- 体に紛れ込んだ有害物質を分解して無毒化。
- 栄養素とともに体内に紛れ込んだ食品添加物などの有害物質を分解し、無毒化する「解毒」の働きをしています。薬やアルコールなども、体にとっては有毒物質の一種なので、摂りすぎると肝臓の負担が増してしまいます。
- ③調整
- 摂取量に応じ体内のコレステロール値を調整。
- 正常な肝臓は、食事から摂取したコレステロール値に合わせ、体内のコレステロールを調整しますが、日々の酷使によって余分なコレステロールを排出する機能が弱まると、コレステロール値が高くなってしまうのです。
- ④分解
- 古くなった赤血球などを分解し胆汁を生産
- 古くなった赤血球やコレステロールを分解し、胆汁を作るのも肝臓の役割です。その胆汁を十二指腸に流し込んで、食事でとった脂肪の消化吸収を助けたり、老廃物を体外へ排出する働きをします。
- ⑤貯蔵
- 余った栄養素をグリコーゲンに変えて貯蔵。
- 人間の生命維持に欠かせないエネルギー源・ブドウ糖の「貯蔵庫」の一つが肝臓です。余った栄養素をグリコーゲンに変えて貯蔵しておき、必要なときにブドウ糖にして全身に送り出しています。
- ⑥体温維持
- エネルギーを発して体温を保つ熱を産生。
- ①~⑤のようなさまざまな働きを精力的にこなしている肝臓は、多くのエネルギーを発しています。この肝臓が産生する熱が血液によって全身に配られ、人間は体温を保つのに役立っています。





