夏の飲酒習慣と身体への負担の関連性
ここからは、内科医・消化器内科医にうかがいました。
夏の飲酒習慣調査|「とても思う」が56.3%で最多(調査:自然食研 / モニター提供:サクリサ)
「夏バテの状態で飲酒をすると、身体への負担は大きくなると思うか」と尋ねたところ、9割以上が『とても思う(56.3%)』『やや思う(41.1%)』と回答しました。
夏バテになった経験がある20〜60代の男女の7割以上が夏バテ時でもお酒を飲んでいるという結果とは対照的に、医学的な見地からは夏バテ時の飲酒は身体への負担が大きくなると思う方が大多数を占めることが分かりました。
では、負担の大きい夏場の飲酒において、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。
「夏に飲酒する方に向けて、食事面で意識してほしいポイントやアドバイス」について尋ねたところ、『飲酒量に注意する(64.1%)』と回答した方が最も多く、『水分補給を意識する(52.7%)』『空腹での飲酒は控える(44.7%)』と続きました。
その他の回答では、「栄養バランスの良い食事を心がける」「おつまみも一緒に食べる」といった回答も見られました。複数の項目が3~6割台に分布している点からも、夏の飲酒について医師が重視するポイントは一つに絞られるものではなく、飲酒習慣に合わせて、食事全体を含めた生活習慣に対する調査結果となりました。
結果から、アルコールの摂取量そのものを意識するだけでなく、飲み方や食事のタイミングなど、複数の点が挙げられる結果となりました。
回答した医師のアドバイスとして、夏にお酒を楽しむ際は「適切な量」「水分」「事前の食事」の3点を特に意識してほしいことがうかがえます。
夏の飲酒習慣調査|「アミノ酸・必須アミノ酸」が54.9%で最多(調査:自然食研 / モニター提供:サクリサ)
「夏バテ気味の方が飲酒する際に、食事から意識して摂りたい成分」について尋ねたところ、『アミノ酸・必須アミノ酸(54.9%)』と回答した方が最も多く、『タンパク質(44.5%)』『オルニチン(41.3%)』と続きました。
週1回以上飲酒する20〜60代の男女に「夏のお酒のお供を選ぶ際、どのような点を意識したいか」と尋ねた調査では、『アミノ酸・必須アミノ酸が摂れること』を意識する方は約1割にとどまりました。一方、医師を対象とした調査では、「夏バテ気味の方が飲酒する際に、食事から意識して摂りたい成分」として、『アミノ酸・必須アミノ酸』と回答した方が約半数となり、最も多い結果となりました。お酒のお供を選ぶ際に、おいしさに加え、医師の意識する栄養面という視点も参考になりそうです。
「夏のお酒のお供として、栄養面から意識して取り入れたい食材」について尋ねたところ、『しじみ(47.5%)』と回答した方が最も多く、『鶏肉(39.3%)』『にんにく(37.7%)』と続きました。
『しじみ』や『鶏肉』、『にんにく』など、前問で上位に挙がった、食事から意識して摂りたいアミノ酸やオルニチン、タンパク質を含む食材が選ばれる結果となりました。
食材に関する設問では、『しじみ(47.5%)』が最も多く、2位の『鶏肉(39.3%)』とは8.2ポイントの差が見られました。しじみは、医師の回答にもあったアミノ酸・必須アミノ酸・オルニチンなどの栄養を含む食材として知られています。その他にも『にんにく』『枝豆』『豆腐』『野菜料理』などにも回答が集まっており、幅広い食材が挙げられる結果となりました。
最後に、1位となったしじみを用いたメニューの実用性について確認します。
夏の飲酒習慣調査|「とても思う」が48.3%で最多(調査:自然食研 / モニター提供:サクリサ)
「夏のお酒のお供として、しじみやしじみの味噌汁は栄養バランスを考える上で、取り入れやすい食品だと思うか」と尋ねたところ、9割以上の方が『とても思う(48.3%)』『やや思う(45.1%)』と回答しました。
週1回以上飲酒する20〜60代の男女も汁物を取り入れたいという意向が高かったことから、しじみの味噌汁は、生活者のニーズに合い、かつ回答した医師の観点でも取り入れやすいメニューであることが示されました。